2018年のドラフト指名が終わり、12球団では次期構想、そして将来の体制を徐々に煮詰めているところとなっています。
本記事では福岡ソフトバンクホークスの2018年ドラフト指名選手の情報をプロフィールを交えながらご紹介しています。
福岡ソフトバンクホークス2018年ドラフト指名選手
上位からご紹介していきます。
なお、育成ドラフトについては本記事後半にてご紹介しています。
そちらをサクッとご覧になりたい方はこちらからご確認ください。
ドラフト1位:甲斐野央
- 出身校:東洋大
- 出身地:兵庫県西脇市
- 生年月日:1996年11月16日生まれ
- 身長・体重:186cm 83kg
- ポジション:投手
- 投球・打席:右投げ左打ち
160キロ近いストレートを持つ速球派投手。
こう
大学時代の最速は159キロで、縦に落ちるフォークを決め球として持っていることから、将来性は抜群と言えるでしょう。
同系統の投手はホークスに多く、育成環境も最高となっているため、新人王獲得にも期待が出来ますね!
ドラフト2位:杉山 一樹
- 出身校:三菱重工広島
- 出身地:静岡県静岡市
- 生年月日:1997年12月7日生まれ
- 身長・体重:193cm 95kg
- ポジション:投手
- 投球・打席:右投げ右打ち
193cmの長身から振り下ろすように投げる角度のあるストレート、鋭く切れるスライダーが持ち味の本格派右腕です。
2017年ドラフト4位の椎野新投手(身長195cm)と若干似たタイプの投手ではありますが、長身+速球というのはそれだけでも十分武器になりますからね。
2018年シーズンの日本シリーズでも活躍した助っ人外国人のリック・バンデンハーク投手は身長198cmということで、身長を武器にした選手の育成やリードなどはホークスの得意とするところです。
奪三振・制球といった点で特に期待したいところですね!
ドラフト3位:野村大樹
- 出身校:早稲田実業
- 出身地:兵庫県宝塚市
- 生年月日:2000年9月10日生まれ
- 身長・体重:172cm 82kg
- ポジション:内野手
- 投球・打席:右投げ右打ち
近年の早稲田実業出身選手と言えば、あの清宮(日ハム)ですが、その清宮を押しのけて早稲田実業の四番を任されていたのがこの野村大樹です。
右に強く押し込める打撃技術は高校生の中でもトップクラスと言われています。
高校2年の春までは三塁手、その後は捕手のポジションとなっていますが、ホークス的には熱男・松田の後継者として今後は育てていきたいところでしょう。
捕手で培ったクレバーな頭脳を多方面で活かすことができる点も非常に強み。今後に期待したい若鷹ですね!
ドラフト4位:板東湧梧
- 出身:JR東日本
- 出身地:徳島県鳴門市
- 生年月日:1995年12月27日生まれ
- 身長・体重:182cm 76kg
- ポジション:投手
- 投球・打席:右投げ右打ち
社会人5年目にしてプロ入り、イケメンとして高校時代から有名だった板東湧梧投手がドラフト4位指名となりました。
ストレートの最速は148km/hで、変化球はカットボール、カーブ、チェンジアップ、フォーク、スライダーと非常に豊富です。
過去にはケガによってドラフト辞退ということもありましたが、そのケガの状況は如何に・・・。
ソフトバンクは層が厚いだけに、ケガで離脱となるとなかなかチャンスが巡ってこないですからね。
ケガの状況は一つの注目ポイントかもしれません。
ドラフト5位:水谷瞬
- 出身校:石見智翠館
- 出身地:愛知県津島市
- 生年月日:2001年3月9日生まれ
- 身長・体重:192cm 94kg
- ポジション:外野手
- 投球・打席:右投げ右打ち
192cmの長距離砲大型外野手で、脚力も抜群。
生え抜きの右の大砲として、そして柳田に次ぐトリプルスリーとして将来に期待したいところ!
ドラフト6位:泉圭輔
- 出身校:金沢星稜大
- 出身地:
- 生年月日:1997年3月2日生まれ
- 身長・体重:187cm 83kg
- ポジション:投手
- 投球・打席:右投げ右打ち
柔軟な投球フォームと、長身を活かした角度あるボールを武器とする右腕。
即戦力ではないものの、しっかりと育成していくことで今後に期待できる投手です。
高身長な投手がずらりと並ぶ中、どのようにして差別化を行い武器として立ち回ることができるのかが注目ですね!
ドラフト7位:奥村政稔
- 出身:三菱日立パワーシステムズ
- 出身地:大分県中津市
- 生年月日:1992年8月14日生まれ
- 身長・体重:176cm 80kg
- ポジション:投手
- 投球・打席:右投げ右打ち
社会人6年目にしてドラフト指名を受けた、最速154キロの速球派投手です。
社会人野球で第一線の働きをし、経験豊富な点からも即戦力として計算できるでしょう。
奥さんと子供を残し単身で野球を続けているそうで、その覚悟にも期待したいところ。
福岡ソフトバンクホークス2018年ドラフト指名選手情報まとめ
順位 | 選手名 | 守備 |
---|---|---|
1位 | 甲斐野央(東洋大) | 投手 |
2位 | 杉山一樹(三菱重工広島) | 投手 |
3位 | 野村大樹(早稲田実) | 内野手 |
4位 | 板東湧梧(JR東日本) | 投手 |
5位 | 水谷瞬(石見智翠館高) | 外野手 |
6位 | 泉圭輔(金沢星稜大) | 投手 |
7位 | 奥村政稔(三菱日立パワーシステムズ) | 投手 |
全体的に投手が多め、加えて大学・社会人出身選手が多いことから即戦力投手を獲得できた点は非常に良かったと思います。
しかしながら思っていた以上に内野手の獲得が少なく、ホークスの現状の課題である内川・松田の高齢化に伴うファースト・サードの後継者問題への解決にはあまり動かなかったのかなという印象です。
上位で内野手を獲得できていれば良かったのですがね・・・。
そういった意味でも3位指名の野村選手を獲得できたのは非常に大きいですね。
個人的にはこの野村選手の今後に期待したいです!
福岡ソフトバンクホークス2018年育成ドラフト指名選手
続いて、2018年育成ドラフト指名選手情報をまとめていきます。
育成ドラフト1位:渡邉陸
- 出身校:神村学園
- 出身地:熊本県西原村
- 生年月日:2000年9月24日生まれ
- 身長・体重:184cm 80kg
- ポジション:捕手
- 投球・打席:右投げ左打ち
強肩と強打を兼ね備える左打ちの大型捕手で、高校時代は5番打者としてチームを打撃でも牽引。
育成ドラフト1位で捕手を指名するのは少し意外でしたね。
大きな実績は無いものの、上位指名されるにはそれなりの理由があるはずです。
なにせ、育成出身の甲斐拓也があそこまでの成長を見せているわけですから、育成1位には大きく期待しても良いでしょう!
育成ドラフト2位:岡本直也
- 出身校:東農大北海道オホーツク
- 出身地:千葉県千葉市
- 生年月日:1996年10月30日生まれ
- 身長・体重:181cm 75kg
- ポジション:投手
- 投球・打席:左投げ左打ち
本指名の方では獲得していなかった左腕を育成ドラフト2位指名です。
育成出身の大竹耕太郎投手(2017年 育成選手ドラフト4位)が育成出身投手初先発・初勝利という史上初の快挙を成し遂げましたことからも、頑張って欲しいところ!
本人のインタビューでも大竹投手を目標としているとの発言がありましたし、是非とも育成出身からでも這い上がって欲しいですね!
育成ドラフト3位:重田倫明
- 出身校:国士舘大
- 出身地:千葉県八千代市
- 生年月日:1996年5月30日生まれ
- 身長・体重:185cm 77kg
- ポジション:投手
- 投球・打席:右投げ右打ち
調べてみたところあまり情報が無かった重田投手、リリーフとして大学時代は登板していたようです。
ストレートは最速143キロ、球種はスライダー・カーブで、ノビのあるまっすぐと縦のスライダーを武器としているそうです。
高身長という点から、今後の育成によっては化けるかもしれませんね!
育成ドラフト4位:中村宜聖
- 出身校:西日本短大付
- 出身地:大分県大分市
- 生年月日:2007年7月3日生まれ
- 身長・体重:183cm 87kg
- ポジション:外野手
- 投球・打席:右投げ右打ち
高校時代は右の強打者としてチームを牽引、高い身体能力と強肩、強打、俊足の三拍子揃った大型選手として期待されています。
九州出身ということで、ホークスならではの育成ドラフト指名というところでしょう。
パンチ力のある右のバッターとして頭角を現してくれることに期待ですね!
福岡ソフトバンクホークス2018年育成ドラフト指名選手情報まとめ
順位 | 選手名 | 守備 |
---|---|---|
1位 | 渡邉陸(神村学園) | 捕手 |
2位 | 岡本直也(東農大北海道オホーツク) | 投手 |
3位 | 重田倫明(国士舘大) | 投手 |
4位 | 中村宜聖(西日本短大付) | 外野手 |
内野手の獲得が無かった育成ドラフトですが、ここでもしっかりと投手を指名していますね。
ぶっちゃけ投手はいくらいても足りないくらいだとは思いますが、現在のホークスは投手王国に近いものがありますからね・・・。
育成出身の選手にも第一線で戦ってもらいたいですね!