怒りを感じたり興奮すると緑色の巨人・ハルクになってしまう若き科学者ブルース。
そして彼を追う軍の1人の兵士もハルクと同じ力を与えられ、戦うことになるのですが・・・。
複雑な人間模様、人間の弱さ、意外な登場人物など、最後まで目が離せない映画です。ハルクの迫力満点な戦闘シーンも大注目!
この記事では『インクレディブル・ハルク』のネタバレを含む感想やレビューをご紹介します。
目次
あらすじ
スーパーソルジャー計画の失敗
かつてキャプテン・アメリカを生み出したスーパーソルジャー計画と呼ばれる、アメリカ軍によって行われたガンマ線に関するとある実験。
その計画の意図を知らされずに実験台になってしまった科学者のブルースですが、実験は失敗に終わりました。
その結果、ハルクと呼ばれる緑色の怪物に変身してしまい、軍に多大な損害を与えてしまいました。
軍を追われることになったブルースは、興奮するとハルクに変身してしまうので、単身南米に渡り、ジュース工場で働きながら感情を抑える方法を模索していました。
変身を解く方法を探すブルース
そんな中、「ブルー」というコードネームを名乗る人物とインターネットを通じて知り合うことになります。
変身する効果を抑えるといわれる花のエキスを抽出した薬を試すように言われたので試したところ効果はありませんでした。
そこで血液のサンプルを送るよう要求するブルー。危険だと思いながらも血液を送るブルースでしたが、治療するためにはデータが足りないとの知らせを受け、結局ブルースはアメリカに戻ることになります。
アメリカ軍との戦い
ところが、ブルースが仕事中に怪我をしてしまい、その血液が混じったジュースがアメリカに出荷され、飲んだ人が死亡するという事故が発生してしまいました。
そのジュースからガンマ線が検出され、ブルースの居場所が軍にバレてしまいます。
ブルースの部屋を包囲するアメリカ軍。その中の1人・ブロンスキーは軍でも特別優秀な兵士です。ですがハルクに変身したブルースとの戦いに破れ、ブルースを逃してしまいました。
アボミネーションとの戦いと意外な申し出
ハルクと対等に戦いたい。そして捕まえたいと願うブロンスキーはハルクと同じ力を得ることになるのですが、暴走してしまい街で大暴れ。
アボミネーションと呼ばれる怪物になってしまいます。
ブルースは彼を止めるためにハルクに変身して戦い、激しい戦いの結果、ブロンスキーを倒したハルクは山奥へ逃亡。
スーパーソルジャー計画が失敗してしまい、酒場で意気消沈するアメリカ軍将軍の前に現れたのは、アイアンマンとして戦うヒーローである、あのトニー・スターク。
スタークはアベンジャーズと呼ばれるヒーローチームを作ろうと画策中で、ハルクをメンバーに入れるために話を持ちかけてきたのでした。
見どころ・注目ポイント
インクレディブル・ハルクの見どころで特におすすめなところは「複雑な人間模様」「迫力の戦闘シーン」です。
順番に解説していきましょう。
複雑な人間模様
ブルースには恋人であり同僚のベティがいました。実験が失敗した時にブルースは彼女を傷つけてしまいます。
そして彼女の父親であり、軍の将軍であるロスもまた攻撃してしまったのです。そのため軍を追われ、南米に逃亡したブルース。
治療の手がかりを得てアメリカに戻りベティに会いに行こうとしたのですが、彼女にはすでに新しい恋人がいました。
実験が失敗したからといって、恋人を傷つけてしまったこと、恋人を置いて逃亡してしまったこと。ブルースの胸中を思うと胸が切なくなります。
また、兵士として強いものとの戦いを追い求めた結果、怪物になってしまったブロンスキーや、最愛の娘の恋人を捕まえることになってしまった将軍の気持ちに迫りながら観るのも面白いですね。
迫力の戦闘シーン
インクレディブル・ハルクの見どころのひとつは何と言っても戦闘シーンではないでしょうか。
ニューヨークやハーレムが戦いの舞台になっており、巨大化したハルクとアボミネーションとの戦いはスケールがまさに桁違いです。
ネタバレ感想・評価
マーベルファンならやはり、最後のトニー・スタークの登場シーンにテンションが上がるのではないでしょうか。
こうやってアベンジャーズのメンバーが揃っていくのか!と、アベンジャーズを観ている人であれば感慨深いかもしれません。
また、ブルーことスターンズ博士のマッドサイエンティストぶりも印象的です。
自分の研究のためならリスクを犯すことを気にしないし、善悪の判断もなくなってしまうようですね。
様々な登場人物の思惑が複雑に絡み合うドラマチックな要素もあり、これぞアメリカ映画!という大迫力の戦闘シーンあり、マーベルファンがわくわくするサプライズ要素があり、と1度と言わず何回も観たくなる作品でしょう。
続編への期待・伏線
インクレディブル・ハルクは「マーベル・シネマティック」の製作でこのレーベルの2作目の作品です。
この作品の次に公開された作品が「アイアンマン2」となります。
マーベルの1作目がアイアンマンだったので、インクレディブル・ハルクのラストシーンでアイアンマンのトニーが出てくるのは、アベンジャーズだけでなく、アイアンマンとしても伏線だったのかもしれませんね。
そして、「アイアンマン2」以降、「マイティ・ソー」「キャプテン・アメリカ~ザ・ファースト・アベンジャー~」が公開され、登場したヒーローたちがアベンジャーズとして結集するという流れになります。
また、作中でブルースやロス将軍が研究していた「計画」の詳細が「キャプテン・アメリカ」で語られます。
ハルクに変身したブルースとの戦いで負傷したブロンスキーが血清を使って回復し、その後ハルクと同じ力を得るようになりますが、この血清も「キャプテン・アメリカ」に登場するものです。
マーベルの映画はこのように、全ての作品がリンクしあっているのです。
『インクレディブル・ハルク』伏線回収とアクションが楽しい!
マーベル作品が好きな人であれば、他の作品とのつながりを探す伏線回収が楽しいですし、そうでない人でも、迫力のあるアクションシーンや人間ドラマを楽しむことができます。
より楽しむのであればアイアンマンやキャプテン・アメリカ、そしてアベンジャーズもぜひ見ておくと2倍も3倍も楽しめること間違いないでしょう。!
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