【2019年最新版】プロ野球ドラフト会議の補強ポイント・評価・結果まとめ

【2019年最新版】プロ野球ドラフト会議の補強ポイント・評価・結果まとめ

本記事では2019年のプロ野球ドラフト会議結果をまとめています。

2019年シーズンを終えて、来シーズンに向けた補強、更には向こう10年を見据えたドラフト会議は非常に注目が集まります。

自分が応援している球団に入団した新人が活躍してくれることを期待しつつ、全12球団のドラフト会議の結果を振り返っていきましょう!

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埼玉西武ライオンズ

埼玉西武ライオンズ

埼玉西武ライオンズ

西武|事前ドラフト補強ポイント

2019年の西武は打率.265、得点756と12球団トップの打撃力を持ちます。

しかしながら、チーム防御率は4.35とリーグ最下位となっているため、即戦力投手の補強が急務であると言えます。

高橋光成、今井といった若手投手も経験を積み台頭しつつあることから、即戦力の大卒投手の獲得が現実的な線になると思われます。

クライマックスシリーズなどの短期決戦は投手力がカギとなる点において、西武ライオンズは痛いほどそれを感じているはずです。

投手の補強については非常に注目が集まりそうです。

また、2019年チームを牽引した秋山翔吾外野手の去就が気になるところもあり、状況によっては外野手の獲得も検討の余地があるでしょう。

他にも、森捕手の後ろを任せられる二番手捕手の獲得(大卒・社会人捕手)、中村剛也や栗山といったベテラン勢の後釜の獲得が重要になると思われます。

西武|ドラフト結果

順位 選手名 出身校 守備 昨年結果
1位 宮川哲 東芝 投手 松本航(日本体育大):投手
2位 浜屋将太 三菱日立 投手 渡邉勇太朗(浦和学院高):投手
3位 松岡洸希 埼玉武蔵 投手 山野辺翔(三菱自動車岡崎):内野手
4位 川野涼多 九州学院高 内野手 粟津凱士(東日本国際大):投手
5位 柘植世那 Honda鈴鹿 捕手 牧野翔矢(遊学館高):捕手
6位 井上広輝 日大三高 投手 森脇亮介(セガサミー):投手
7位 上間永遠 徳島インディ 投手 佐藤龍世(富士大):内野手
8位 岸潤一郎 徳島インディ 外野手

西武|ドラフト評価

西武の課題でもある投手陣を上位指名で見事に補強しています。

佐々木投手を外したものの、しっかりとウィークポイントを補うことができる良いドラフトだったと思います。

福岡ソフトバンクホークス

福岡ソフトバンクホークス

福岡ソフトバンクホークス

ソフトバンク|事前ドラフト補強ポイント

大きな課題ともいえるのが、松田宣浩三塁手の後継者です。

もう少し広く言えば、ソフトバンクは内野手の高齢化が進行しつつあるため、内野手の補強は一つ課題として挙げられると思います。

実は遡ること2011年のドラフトから2018年まで、ドラフト1位は全て投手を獲得しており、その甲斐あってか、2019年シーズンのパ・リーグ内チーム防御率1位、失点数は最小という結果となっています。

また、年々野手の高齢化が進むのと同時に、柳田悠岐外野手への依存度も高まりつつあります。

そろそろ投手ではなく、即戦力の野手や内野手の各ポジションにおける準レギュラーや後継者をしっかりと獲得していきたいところではないでしょうか!

ソフトバンク|ドラフト結果

順位 選手名 出身校 守備 昨年結果
1位 佐藤直樹 JR西日本 外野手 甲斐野央(東洋大):投手
2位 海野隆司 東海大 捕手 杉山一樹(三菱重工広島):投手
3位 津森宥紀 東北福祉大 投手 野村大樹(早稲田実):内野手
4位 小林珠維 東海大札幌高 投手 板東湧梧(JR東日本):投手
5位 柳町達 慶大 内野手 水谷瞬(石見智翠館高):外野手
6位 泉圭輔(金沢星稜大):投手
7位 奥村政稔(三菱日立):投手

ソフトバンク|ドラフト評価

個人的には意外なドラフト結果でした。

内野手中心と予想していましたが、外野手+捕手がドラフト上位とは…。

今季FAとなる福田外野手は放出確定、現在捕手として期待されていた若手の栗原・九鬼・谷川原の3名の内1人以上は野手転向といった予想です。

ぶっちゃけた話ホークスは財力があるチームですし、ドラフトに関しては少々ギャンブルというか余裕を持った選択ができるのは圧倒的な強みだと思います。

FA戦略やオフの補強まで含めて、広い視野の元のドラフトだと思われるため、なかなかドラフトだけでの評価は難しいですね(笑)

とは言え、1位指名の佐藤外野手は即戦力の実力があります。

久々の野手ドラフト1位なので、来シーズンに期待したいですね!

東北楽天ゴールデンイーグルス

東北楽天ゴールデンイーグルス

東北楽天ゴールデンイーグルス

楽天|事前ドラフト補強ポイント

2019年、チームを長く支えた嶋やベテランの今江が退団する等、チームの若返りが一つカギとして意識されているような気がします。

先発の柱として活躍した岸、美馬、塩見はいずれも30代。勝ち計算が可能な次世代の投手陣の育成や獲得がポイントとなるでしょう。

野手に関しては、昨年のドラフト1位である辰巳やオコエ、田中や茂木といったメンツが活躍することでよりリーグでの上位が見込めるはずです。

楽天|ドラフト結果

順位 選手名 出身校 守備 昨年結果
1位 小深田大翔 大阪ガス 内野手 辰己涼介(立命館大):外野手
2位 黒川史陽 智弁和歌山高 内野手 太田光(大阪商業大):捕手
3位 津留崎大成 慶大 投手 引地秀一郎(倉敷商高):投手
4位 武藤敦貴 都城東高 投手 弓削隼人(SUBARU):投手
5位 福森耀真 九産大 投手 佐藤智輝(山形中央高):投手
6位 瀧中瞭太 Honda鈴鹿 投手 渡辺佳明(明治大):内野手
7位 水上桂 明石商高 捕手 小郷裕哉(立正大):外野手
8位 鈴木翔天(富士大):投手

楽天|ドラフト評価

ドラフト1位、2位ともに内野手。1位の小深田選手は遊撃手ということもあり、現ショートの茂木選手をサードに置く構想がなんと無く見えてきます。

投手を3選手、外野手と捕手も獲得し全体的にバランス的の良いドラフトな印象です。

特に投手は大卒・社会人を獲得していることから、来シーズンに登板する機会のある投手もいそうですね。

千葉ロッテマリーンズ

千葉ロッテマリーンズ

千葉ロッテマリーンズ

ロッテ|事前ドラフト補強ポイント

ロッテは過去5年のドラフト1位選手は2016年1位の佐々木千隼投手を除き、野手をメインに獲得しています。

その甲斐あってか、向こう数年のロッテ野手陣には個人的に期待が持てるのではないかと思っていますが、若干投手の高齢化が進行しているのが気にかかります。

特に中継ぎ陣に30代が多く、若い風を吹き込んでいきたいポイントとなります。

そして注目される鈴木大地選手のFAに関する去就です。

長年チームを支えてきた鈴木大地選手が抜けるとなると大きな痛手となってくるため、状況によっては即戦力の大卒・社会人内野手を獲得することも視野に入れる必要があると思います。

ロッテ|ドラフト結果

順位 選手名 出身校 守備 昨年結果
1位 佐々木朗希 大船渡高 投手 藤原恭大(大阪桐蔭高):外野手
2位 佐藤都志也 東洋大 捕手 東妻勇輔(日本体育大):投手
3位 高部瑛斗 国士舘大 外野手 小島和哉(早稲田大):投手
4位 横山陸人 専大松戸高 投手 山口航輝(明桜高):投手
5位 福田光輝 法大 内野手 中村稔弥(亜細亜大):投手
6位 左古谷拓郎(習志野高):投手
7位 松田進(ホンダ):内野手
8位 土居豪人(松山聖稜高):投手

ロッテ|ドラフト評価

何と言っても佐々木投手の獲得が大きいですね!

球界のスターとなれるポテンシャルを秘めた佐々木投手の獲得はチームにとって良い影響をもたらすこと間違いなし!

強いて言えば大卒・社会人の即戦力投手を獲得しても良かったのかなと思いますが、2位の佐藤捕手、3位の高部外野手の獲得はチーム状況とかみ合ったドラフトですし、12球団の中でもトップクラスに良いドラフトだったのではないでしょうか。

北海道日本ハムファイターズ

北海道日本ハムファイターズ

北海道日本ハムファイターズ

日本ハム|事前ドラフト補強ポイント

個人的に日ハムは高卒野手がチームを牽引している印象が強いチームです。

現在レギュラーとして活躍している野手はもちろん、清宮幸太郎や野村佑希、万波中正といった選手がまだまだ控えている点に大きく期待が掛かります。

一方で投手陣はシャキッとしない印象が強いです。

今シーズン『オープナー制度』を導入したりと様々な戦略を取った形になりましたが、そもそも投手陣の戦力が整っていないような気がします。

2019年のドラフトでは即戦力の大卒・社会人投手に加え、将来のエースとなる高卒投手を獲得するのが必須となってくるでしょう。

日本ハム|ドラフト結果

順位 選手名 出身校 守備 昨年結果
1位 河野竜生 JFE西日本 投手 吉田輝星(金足農高):投手
2位 立野和明 東海理化 投手 野村佑希(花咲徳栄高):内野手
3位 上野響平 京都国際高 内野手 生田目翼(日本通運):投手
4位 鈴木健矢 JX-ENEOS 投手 万波中正(横浜高):外野手
5位 望月大希 創価大 投手 柿木蓮(大阪桐蔭高):投手
6位 梅林優貴 広島文化学園大 捕手 田宮裕涼(成田高):捕手
7位 片岡奨人 東日本国際大 外野手 福田俊(星槎道都大):投手

日本ハム|ドラフト評価

日ハムにとってマストな補強であった投手をしっかりと獲得できたのは良かったです。

1位の河野投手は即戦力、2位の立野投手も十分なポテンシャルを持った投手で、全体的に投手優先で良いドラフトだったと思います。

オリックス・バファローズ

オリックス・バファローズ

オリックス・バファローズ

オリックス|事前ドラフト補強ポイント

山岡、山本のタイトルホルダー、球界屈指のスラッガーである吉田正尚を有しながらもパ・リーグ最下位となってしまったオリックス。

全体的な戦力の底上げが必須であることは間違いないでしょう。

特にスタメンキャッチャーである若月は打率.178と、流石に攻撃に難あり…。FAでの獲得や即戦力のキャッチャーによる補強は必須だと思います。

投手に関しては先に挙げた2投手に加え、榊原、田嶋、竹安といったメンツも揃っているため、どちらかというと野手の整備が急務な印象です。

オリックス|ドラフト結果

順位 選手名 出身校 守備 昨年結果
1位 宮城大弥 興南高 投手 太田椋(天理高):内野手
2位 紅林弘太郎 駿河総合高 内野手 頓宮裕真(亜細亜大):捕手
3位 村西良太 近大 投手 荒西祐大(ホンダ熊本):投手
4位 前佑囲斗 津田学園高 投手 富山凌雅(トヨタ自動車):投手
5位 勝俣翔貴 国際武道大 内野手 宜保翔(未来沖縄高):内野手
6位 左澤優(JX-ENEOS):投手
7位 中川圭太(東洋大):内野手

オリックス|ドラフト評価

内野手、投手をメインに獲得したオリックスのドラフト。

ここまで積極的に投手を獲得するとは予想できませんでした。

山本・山岡両投手の存在に加え、まだまだ若い投手を獲得するとなると、将来のオリックスは投手大国になるような予感がします。

ただ、個人的には捕手の獲得も優先度高いのではないかと思っていたため、その点はFAやオフでの補強という形になのかなと。

読売ジャイアンツ

巨人|ドラフト結果

順位 選手名 出身校 守備 昨年結果
1位 堀田賢慎 青森山田高 投手 高橋優貴(八戸学院大) 投手
2位 太田龍 JR東日本 投手 増田陸(明秀日立高) 内野
3位 菊田拡和 常総学院高 外野手 直江大輔(松商学園高) 投手
4位 井上温大 前橋商高 投手 横川凱(大阪桐蔭高) 投手
5位 山瀬慎之助 星稜高 捕手 松井義弥(折尾愛真高) 内野
6位 伊藤海斗 酒田南高 外野手 戸郷翔征(聖心ウルスラ高) 投手

巨人|ドラフト評価

結果を踏まえ、追記致します。

横浜DeNAベイスターズ

DeNA|ドラフト結果

順位 選手名 出身校 守備 昨年結果
1位 森敬斗 桐蔭学園高 内野手 上茶谷大河(東洋大) 投手
2位 坂本裕哉 立命大 投手 伊藤裕季也(立正大) 内野
3位 伊勢大夢 明大 投手 大貫晋一(新日鐵住金鹿島) 投手
4位 東妻純平 智弁和歌山高 捕手 勝又温史(日大鶴ケ丘高) 投手
5位 田部隼人 開星高 内野手 益子京右(青藍泰斗高) 捕手
6位 蝦名達夫 青森大 外野手 知野直人(新潟BC) 内野
7位 浅田将汰 有明高 投手

DeNA|ドラフト評価

結果を踏まえ、追記致します。

阪神タイガース

阪神|ドラフト結果

順位 選手名 出身校 守備 昨年結果
1位 西純矢 創志学園高 投手 近本光司(大阪ガス) 外野
2位 井上広大 履正社高 外野手 小幡竜平(延岡学園高) 内野
3位 及川雅貴 横浜高 投手 木浪聖也(ホンダ) 内野
4位 遠藤成 東海大相模高 内野手 齋藤友貴哉(ホンダ) 投手
5位 藤田健斗 中京学院大中京高 捕手 川原陸(創成館高) 投手
6位 小川一平 東海大九州 投手 湯浅京己(富山GRN) 投手

阪神|ドラフト評価

結果を踏まえ、追記致します。

広島東洋カープ

広島|ドラフト結果

順位 選手名 出身校 守備 昨年結果
1位 森下暢仁 明治大 投手 小園海斗(報徳学園高) 内野
2位 宇草孔基 法大 外野手 島内颯太郎(九州共立大) 投手
3位 鈴木寛人 霞ケ浦高 投手 林晃汰(智弁和歌山高) 内野
4位 韮澤雄也 花咲徳栄高 内野手 中神拓都(市岐阜商高) 内野
5位 石原貴規 天理大 捕手 田中法彦(霞ケ菰野高) 投手
6位 玉村昇悟 丹生高 投手 正隨優弥(亜細亜大) 外野
7位 羽月隆太郎(神村学園高) 内野

広島|ドラフト評価

結果を踏まえ、追記致します。

中日ドラゴンズ

中日|ドラフト結果

順位 選手名 出身校 守備 昨年結果
1位 石川昂弥 東邦高校 内野手 根尾昂(大阪桐蔭高) 内野
2位 橋本侑樹 大商大 投手 梅津晃大(東洋大) 投手
3位 岡野祐一郎 東芝 投手 勝野昌慶(三菱重工名古屋) 投手
4位 郡司裕也 慶大 捕手 石橋康太(関東一高) 捕手
5位 岡林勇希 菰野高 投手 垣越建伸(山梨学院高) 投手
6位 竹内龍臣 札幌創成高 投手 滝野要(大阪商業大) 外野

中日|ドラフト評価

結果を踏まえ、追記致します。

東京ヤクルトスワローズ

ヤクルト|ドラフト結果

順位 選手名 出身校 守備 昨年結果
1位 奥川恭伸 星稜高 投手 清水昇(国学院大) 投手
2位 吉田大喜 日体大 投手 中山翔太(法政大) 内野
3位 杉山晃基 創価大 投手 市川悠太(明徳義塾高) 投手
4位 大西広樹 大商大 投手 濱田太貴(明豊高) 外野
5位 長岡秀樹 八千代松陰高 内野手 坂本光士郎(新日鐵住金広畑) 投手
6位 武岡龍世 八戸学院光星高 内野手 鈴木裕太(日本文理高) 投手
7位 久保拓眞(九州共立大) 投手
8位 吉田大成(明治安田生命) 内野

ヤクルト|ドラフト評価

結果を踏まえ、追記致します。

2019年 プロ野球ドラフト会議