ダイヤのAの主人公としてひたむきな姿を見せ続けている、青道高校のピッチャー「沢村栄純」。
その主人公沢村栄純を代表する球質の一つに「ムービングボール」があります。
もはや沢村にとっての変化球は「ムービングボール」であると言っても過言ではないでしょう。
この「ムービングボール」、プロ野球を少し知っている方でもあまり聞きなれないワードであると思います。
今回は、その「ムービングボール」を沢村栄純、そして実在のプロ野球選手にフォーカスを当てながら確認していこうと思います。
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(出典元:ダイヤのA、寺嶋裕二・講談社)
「ムービングボール」とは?
打者の手元でほんの少しだけ変化するストレートの総称です。
球速はストレートと同等にも関わらず、握りを変えることにより、若干の変化を生み出します。
球種の一つとされる「ツーシーム」は「ムービングボール」の一種とされています。
その「ムービングボール」を投げる投手として、ダイヤのAの主人公、沢村栄純を注目してみましょう。
ダイヤのAの主人公「沢村栄純」の投げる「ムービングボール」
(出典元:ダイヤのA、寺嶋裕二・講談社)
ダイヤのAの第1巻にて、当時高校三年生の東と対峙し、その際に御幸とバッテリーを組み、放ったボールがこちらです。
球質は決して重いわけではなく、むしろ沢村栄純のボールは軽いとさえ言われていましたが、その軌道の変化、予測できない動きに打者は翻弄されます。
「ムービングボール」を投げる沢村栄純の特徴
- 肩関節が柔らかい
- ムチのようにしなる腕
- リリース直前に強力なスピンをかける手首の柔軟さ
東との打席勝負の際、捕手を務める御幸の解説が上記となります。
イメージとしては全盛期の杉内俊哉投手のような投球フォームでしょうか。
全盛期の杉内は本当に素晴らしかった・・・(遠い目)
変な力感が無く、リリースポイントの一点に集中し、出どころの判断が付きにくいしなる腕から繰り出されるボールは打者にとっては非常に打ち辛いものとなります。
実際に「ムービングボール」を操るプロ野球選手は?
こちらは埼玉西武ライオンズのウルフ投手です。
球速は150km近いにも関わらず、打者の手元でボールが変化しています。
球種としては「ツーシーム」とされていますが、球界を代表する「ムービングボール」であることは間違いないです。
なお、ウルフ投手が打ち取ったアウトの約5割近くは内野ゴロとなっているようです。
つまりは、手元で変化するボールに打者が翻弄され、ミートポイントがずらされた結果打ち損じの内野ゴロとなっているわけです。
「ムービングボール」は日本球界においては脅威となる
実は日本プロ野球(NPB)ではこの「ムービングボール」を多用する投手は少ないんです。
NPBで使用される公式球は縫い目が浅く、変化が表れにくいという一説があります。
また、球の回転を強制される野球文化である、単純に変化するストレートを投げるだけのパワーが無い、という説もあります。
野球の世界大会であるWBCでも侍ジャパンは海外の投手の「ムービングボール」に苦戦していました。
これまたあくまでも一説レベルの話ではありますが、侍ジャパンの選手は慣れない変化に苦戦し、それでも対応した後の日本に戻っての試合では、不調となってしまった選手も続出していましたね。
ダイヤのA、作中でもその脅威の片鱗が評価されている・・・?
(出典元:ダイヤのA、寺嶋裕二・講談社)
ダイヤのA、2巻にて入部初日にやらかした沢村栄純は、監督と遠投での勝負を行います。
そこで投げたボールは大きく横に逸れることとなり、勝負には負けることになるのですが、その遠投を見た監督は意味深な言葉を残します。
やはりその特殊とも言える球筋に、ピッチャーとしての才能の片鱗を見たのでしょう。
実世界においても脅威となる「ムービングボール」、その動きを変幻自在に操り、打者を手玉に取る投手が台頭してくるのでしょうか・・・!
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