今期からおそ松さんの2期が始まりましたね!
回によって賛否両論、色々ありましたが1期は全体的に楽しめました。
ちなみに私は十四松推しです。一緒に野球がしたい!!
前置きはこの辺で、本題に入っていきます。
おそ松さんシーズン1第21話の麻雀回を全力で解説する
これをやっていきます。
超今更感がありますが、思いついたのが今だから仕方がありません。
結構ガチ目で解説してみようと思うので、麻雀を知らない方は「は???」となるかもしれませんので、予めご了承下さい。
そういう方々は松野家の画像を見て、思う存分癒されて行って下さい!
(出典元:おそ松さん製作委員会)
おそ松さんの麻雀回を全力で解説する
第1回目の対局
対局者:チョロ松、とど松、十四松、おそ松
東一局
親:チョロ松
ドラ:8p
※途中、ドラが表示されていないという作画ミスがありますねw
さて、メンツは上記の通り。まずは親のチョロ松はしっかりとここで点数を稼ぎたいところ。
各メンツの打ち筋については事前に情報が無いため、性格などを考慮してある程度打ち筋を予想していきます。
東家のチョロ松は理に適った打ち筋をすると予想します。南家のとど松もデジタル派でしょうかねぇ。。
西家の十四松は到底デジタル派とは思えないので、正攻法が逆に危険な気がします。北家のおそ松はイケイケな性格も相まって、乗っている時は無理に戦いに行かないほうが良いでしょう。
さて、先手はおそ松。
チョロ松の解説にもあった通り、両面の好形であることが考えられます。
2枚切れの北を切ってのリーチであることから、広く受ける必要のない両面が最有力です。
手出しかツモ切りかの判断が付かないのですが、手順として考えられるのは外の牌と字牌を処理しつつ、両面+両面のイーシャンテンの形を作ることです。
7p切りが早いため、手出しであるなら裏スジの5-8pが危険な匂いがします。
リーチ宣言牌の直前の4mはツモ切りとのこと。4mのスジは比較的安全ですが、何せ情報が少ない・・・。これでスジ引っ掛けであれば交通事故であると諦めるのみです。
そしてチョロ松の選択した牌は7mでした。
4mのスジであること、自身の状況を考慮すると最もベストな選択だと思います。
6pを引いてイーシャンテンとなっていることから、あがりへの期待も高まっています。
あがりのみを求めるのであれば、2p or 南を暗刻にして1-4mのダマテンが最善でしょう。リーチを掛けているおそ松の安全牌となっているため、狙い目です。
ただ、多くの方は追っかけリーチをするでしょうね!南がおそ松の捨て牌に1枚あることから、掴めば捨てることは間違いないです。
親の7mを受け、親の手配状況を考えるトッティ。
ここから追い付け追い越せは難しいでしょうね・・・。形が悪い部分から落としていきながら、字牌でお茶を濁しつつ、降りるのが吉ですね。
そして選択したのは7pです。周囲の状況を確認しつつ、より安全な牌を集めながら立ち回るのがポイントです。
麻雀が強い人は、降りると決めた時の徹底ぶりが凄いんです。
麻雀における押し引きの重要性が感じられる瞬間の一つですね。
十四松がすこ。
十四松の順でドラが8pであることがわかりました。
山含む全体が描かれているシーンがありましたが、ドラの表示が無かったんです。
これは作画ミスなんでしょうなぁ・・・(笑)
こちらはチートイドラドラで6400~が見えています。
1mや字牌のトイツがあるため、降りる分には十分です。
一先ずは北を切ることとなるでしょうが、これまた押し引きのポイントが重要になってきますね。
チートイツはどうしても枚数が少ない中の勝負となるため、相手の手牌の読みと川の作り方、山に生きている枚数を計算し、根拠のある状況で勝負を仕掛けないと不利なケースが多いです。
十四松が北を打牌した後、おそ松のツモ番です。
結果は一発とはならず、9pのツモ切り。緊張感が漂っています。
軽く「フッ」と笑みを浮かべていましたが、これの意味するところは・・・。
ネットの麻雀とは違い、こういうわずかな仕草から得られる情報がリアルの麻雀にはあります。
ただし、「三味線」と言って、自分の有利になるような情報を敢えて与えて誘導する小技もあるので、注意しないといけません。
ちなみにその「三味線」行為はマナー違反となります。場合によってはチョンボを取られることもあるので、意図的な行為は辞めましょうね!
※この場合、9pを引いて「惜しい!」なんて呟いて、9p付近が当たりであるかのように見せかけて、実は全く違う牌が当たりであるなんてこともあり得る。
さて、局は進行していきます。部屋には牌の音のみが響いています。
こういう感じ、かなり好きです。
雑談をしながらの麻雀も好きですが、麻雀の中身で会話をするというのも非常に好きです。
流局となったものの、蓋を開ければおそ松のリーチはペン3pの聴牌即リーというオチ。
見えているのはリーチのみというのにも関わらず、あの自信たっぷりなリーチ宣言(笑)
これ、意外とショックでかいんですよねぇ。。
私も前述の通り、両面のタンピンをイメージしていたので肩透かしにもほどがあります!
こういう精神的ダメージを与えることも出来るので、即リーは強かったりしますよね。
ここから話は一気に加速していきます。
聴牌即リーのおそ松による怒涛の攻撃。おそ松は典型的な攻撃タイプとのことで、悪い形であってもガンガン攻めてきます。
勿論それにもオチがあって、しっかりと点数をばらまいてくれています(笑)
飛び率100%、「オーラス知らずのおそ松」!!
勝つか負けるか、こういうタイプは負けることが多いですもんね(笑)
1局目は無事におそ松が飛んで終了です。
各打ち筋ごとに解説っぽいのを入れる
ここからは各打ち筋の紹介なるものが始まります。
各タイプから、打ち方のそれっぽい解説をしていきます。
おそ松のオチに続き、トッティ。
哭きの竜を彷彿とさせる作画は麻雀好きにしか分からないネタですね(笑)
こういうのやっちゃうのがおそ松さんの醍醐味の一つ!
鳴きを多用するタイプ
「ベタオリの貴公子、トド松」!!!
ベタオリが出来るなら上出来でしょう!
鳴きはかなり高等な技術ですから、押し引きが非常に重要となってきます。
他の人より少ない手牌で戦うことになるため、短い手牌の中から最善の一手を打たなければなりません。
鳴くことによってスピード感のある麻雀を打つことが出来ますが、諸刃の剣な部分があります。
お手軽な鳴きですが、実は高度な技術です!
最強?!デジタルタイプ
チョロ松は「ノーリターンなオープンリーチ」という称号。
理論派の守備型ということで、いわゆるデジタル派雀士となります。
個人的にはオカルト派雀士よりデジタル派雀士の方が長期的に見ると強いと思っています。
やはり、麻雀も数字のゲームですから、その数字は終息していきます。
ただ、打ってみるとその数字が終息しないから面白かったりするんですけどね(笑)
そしてそんな数的理論を武器として麻雀を解説する本があります。統計的な観点から最も良い選択は何なのか、様々なシミュレーションを交えながら解説している良書です。
波の荒いオカルトタイプ
「フリテンの暴君、十四松」!!
いますいます。超オカルト派雀士。こういう雀士の打ち筋を後ろから見ていると本当に面白いです。
自分が同じ場状況となった時にしない選択をして、それがハマって大逆転なんてのを見るとオカルト派の恐ろしさを感じますね。
後から「なぜその牌をチョイスしたのか?」なんて聞いても、「なんとなく」という回答しかもらえないので、全く持って理解不能ですよね。
中には「自分ルール」を持っている人がいて、そのルールを聞いてみると、それまた理解不能な世界があったりするんですけどね(笑)
有名なのは、土田プロのチートイツに関するシステム。スジトイツなるものや、上家で仕掛けが入るとチートイツは成立しやすい、「このチートイはツモる」と断言して、ツモる巡目を当てちゃうような謎のシステムが存在しています。
一部の麻雀ファンからは宇宙人とも呼ばれているこの人。麻雀感もさることながら、面白い人柄なので是非本や動画を見てみて欲しい!
初心者タイプ
「卓がえしの一松」!!!
異様な捨て牌、鳴きということで、完全に下手くそな打ち筋ということですね。。
デジタル派でもオカルト派でも何でもない、ニュータイプです(笑)
こういう方は是非、一度麻雀に関するセオリーについて勉強してみると良いと思います。
個人的に一番お勧めするのプロ麻雀の対局動画です。
ここでは詳細に言及しませんが、プロの対局をプロが解説するものが多いため、非常に勉強になります。
ちなみに、前述の土田プロの解説は聞かないで下さい。超オカルト派雀士ですから(笑)
男は黙って役満!ロマンタイプ
(出典元:おそ松さん製作委員会)
夢を求めるロマン派の雀士。
「不和了のファンタジスタ、カラ松」!!!
いいですよね、手役嗜好の雀士。カッコいいです。
プロ雀士で言えば、小島大先生や二階堂姉妹の姉が有名ですね。
この手のタイプはハマってしまえばもう手が付けられない、ただ順位は安定しない印象です。
勝ちにこだわるのであれば、別のスタイルが良いかと思いますが、これはこれでロマンがあるので良し!
麻雀は健全な遊びです
麻雀で命のやり取りや血を抜いたり、お金を掛けてはいけません。
ざわざわするような麻雀は打ってはいけませんよ!!
ということで、以降はオチです。
十四松が裸単騎をしているときに、1枚の牌が「白」なのは細かいと思いました。
詳細はご自分で調べてみて下さい!分からなければ、私に聞いて下さい(笑)
それにしても麻雀の駆け引きや様々な描写は細かく作り込んで合って素晴らしい回だったと思います。
麻雀に詳しい人でなければ付いていけない感じはありましたが(笑)